むかしむかし

あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。

おじいさんは山へしたがきに、おばあさんは川へせんたんきょうふしょうでした。

おばあさんは言いました。

「洗濯ばさみってとがっとるの?とがっとるの?はさみっていうからにはとがっとるの?」

そんなおばあさんを、桃は無視しました。

しばらくすると、亀がどんぶらこどんぶらこ、と流れてきました。

おばあさんは言いました。

「わしが落としたのは金の入れ歯じゃけえ」

亀は無視しました。

一方のおじいさんは、竹の中にちっこい姫が入っているかもしれないと思うと、おそろしくて竹にしたがきできません。

鉈を手に持ったまま、しばらく雛見沢に思いを馳せていたおじいさんは、あることに気づきました。

やっぱりやめました。

亀は言いました。

「おじいさん、私は月へ帰らなければなりません」

おじいさんは言いました。

「月ってなんで裏っかわを地球に向けたままなんじゃろか」

亀は言いました。

JAROに聞いたらどうじゃろ」

うさぎは言いました。

「おばあさん、私は餅つきはもうコリゴリです」

そんなとき、おばあさんは、きびだんごを喉にわざと詰まらせて、訴訟を起こそうと企んでいました。

そして亀は、うざぎがコリゴリしてる間にゴールしてしまいました。

月のうさぎは、実はカニでした。

今宵の月は、なんと、ヨーロッパ式だったのです。

餅つきをする必要がなくなってお役御免になり暇になった臼は、腹いせに、カニの背中にどしーんと一発かましました。

「この乱暴な臼め!お前は書き順がわからんのじゃ!」

いつの間にかダークサイドに堕ちていたおじいさんがそう言ったところ、亀が口をはさみました。

JAROに・・・」

「口をはさみ?!はさみ?!」

続く